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【マッチレポート】
第22節 対 シュライカー大阪
試合日:2012年12月16日(日)
会場:浦安市総合体育館 14時キックオフ
「前半戦」
稲葉が打てば大阪の村上も打つ。
小宮山が厳しい守備をし、藤原が強烈なシュートを防ぐ。
ワールドカップでは仲間として戦った選手達が素晴らしいパフォーマンスを魅せる、見応えある攻防からゲームはスタートした。
主導権は浦安が握った。
目まぐるしいポジションチェンジから大阪ゴールへと襲い掛かる。
今試合初めての得点者は田中智基。
大阪ビルドアップ時のミスパスが田中の足元へ突然やってくる。
だが田中はそのボールを迷いなく、利き足の左足へとコントロールする。
強烈なシュートが大阪ネットを激しく揺らした。
その後は双方譲らない展開となる。
浦安の岩本、川股がシュートすれば、大阪は芝野、ヴィニシウス、村上が決定機を作り出す。
しかし決定機の数では浦安の方が上。
杉尾、田中、渡井があと少しの場面まで作り出すが得点に結びつかない。
嫌な雰囲気が会場を包みこむ。
次の結果を出したのは大阪だった。前半終了間際、江口に失点を許し同点とされてしまう。
「後半戦」
決定機を先に作り出したのは浦安だった。
右サイドの星から左サイド田中へ、田中はダイレクトで中央フリーとなった小倉へとパス。
だがあと少しの距離が結果を生み出さない。
勝ち越し点を奪ったのは大阪だった。
22分、ゴール前中央へ入ったボールを一木が流し込み1対2。
リードを許してしまうと、28分には永井のシュートを藤原が一度はセーブするものの、しっかりと詰めていた芝野に決められてしまう。
しかし時間はまだたっぷりある。
そして29分、星がゴレイロの位置を冷静に観てから、ふわりと浮かしたシュートは、ゆっくりとサイドネットへと向かっていく。
だが今度はポストに阻まれネットが揺れない。
ゴールが遠い展開が続く。
そしてラスト7分、浦安はパワープレーを敢行。
しかし今試合でもキーマンである小宮山が負傷退場してしまう。
渡井、小倉が代役を務めるが、ゴールを奪うことは出来ずに時間が過ぎていく。
ラスト45秒、漸く星が目の覚めるようなミドルシュートを決め、1点差に詰め寄るが、ノータイムにパワープレー返しから失点を許し、2対4で試合は終了してしまう。
プレーオフ進出を目指す浦安にとって、非常に厳しい結果となってしまったが、まだ可能性がゼロになった訳ではない。
残された全ての試合に全力で臨み、勝利を目指す。
試合後岡山監督コメント:
「全体的には浦安ペースで試合を進めることが出来たと思うけれど、あれだけ決定機を外していくと流れは相手に傾いてしまう。
チャンスを確実に決めていくことが大切。
日々の練習を大切にし、修正していきたい」
記事 : 早川 治(はやかわ おさむ)
写真 : 勝又 寛晃(かつまた ひろあき)