お知らせ
【マッチレポート】
第21節 湘南ベルマーレ戦
試合日:2013年11月16日(土)
会場:浦安市総合体育館
キックオフ:17時
「前半戦」
4試合連続ホームでの勝利から遠ざかっている浦安は、前線からの激しいプレスで湘南ボールを奪いに行く。
プレッシャーは湘南のミスを誘う。
浦安ペースで試合が進み、8分には中央から稲葉、右から鳥丸、セットプレーから完山のボレーと立て続けにシュートを放つが得点には結びつかない。
湘南も一瞬の隙を見逃さずに浦安ゴールに襲い掛かる。
裏のスペースへと抜け出した金井との1対1の場面では藤原がファインセーブで凌ぐが、先制点を奪ったのは湘南。
15分、中央ゴール前で放たれたシュートがディフェンスに当たり軌道が変わる。
そのボールにいち早く反応した市原にネットの形を変えられてしまう。
【浦安0-1湘南】
更に18分、藤原が一度は防いだシュートを中村がゴールへと押し込んだ。
【浦安0-2湘南】
ラスト21秒には、右サイドの田中からゴール前中央に走りこんだ小宮山に鋭いボールが入るが結果には繋がらず、2点差のまま前半戦が終了する。
前半スコア【浦安0-2湘南】
「後半戦」
後半に入ってからもチャンスを作り出すことは出来るが、得点を奪うことが出来ない展開が続く。
『決定力不足に悩む浦安』そんなフレーズが頭に浮かぶ。
しかし11分、中島の右足が会場の雰囲気をがらりと変えた。
右サイドの田中から受けたボールをゴール前中央で中島が豪快に振り抜く。
湘南ネットがくの字に変わった。
素晴らしい追撃弾に勢いづく浦安。
9分にはゴール前中央フリーで抜け出した稲葉がGKクロモトと1対1の決定的な場面を作るが、シュートは僅かに右に逸れてしまう。
1点を追う展開のまま時間は過ぎていく。
残り時間3分、岡山監督はパワープレーを敢行することを決断した。
「パワープレーには大きなリスクがある。
長くやれば結果に繋がるというような簡単なものではない。」
試合後、岡山監督が記者会見で口にした言葉だ。
この決断は指揮官が信じる方向へと進んだ。
37分13秒、待望の同点弾はまたも中島、田中のホットラインから生まれる。
右サイド田中から中央中島へと鋭いシュート性のボールが入る。
そのボールを中島が押し込み2対2。
素晴らしいゴールに会場中が沸く。
【浦安2-2湘南】
リスクはある。
だが岡山監督はパワープレーを続ける。
絶対にホームで勝ちたい。
闘志剥き出しでゴールへ向かう選手たち。
だがネットは揺れることなく試合終了のブザーが鳴り響いた。
これで5試合連続ホームでの勝利はお預けとなってしまった。
今シーズンのホームゲーム成績は2勝3分4敗、残されたホーム戦は3試合だ。
すべて勝つ!! 12月8日(日)の北海道戦、全員の力で勝利の2文字を手繰り寄せよう。
勝つのはバルドラールだ!!
後半スコア【浦安2-0湘南】
合計スコア【浦安2-2湘南】
試合後岡山監督コメント:
「全体的には攻守共にチームとしての一体感を感じることは出来た。
そしてある程度やりたいことも出来たと思う。
けれども守備におけるプレスの掛け方、攻撃面におけるプレス回避の為のパス回し等、もうワンランク上のプレーを目指さなければならない。
あとはずっと課題となっている決定力の問題。
リードした展開に出来れば、経験値の高い選手たちも多くいるので、様々な戦術を選択することが出来るようになる。
決定力を上げるためのトレーニングを継続していきたい。」
記事:早川 治 (はやかわ おさむ)
◆オフィスオサム:http://www.officeosamu.com
写真:勝又 寛晃 (かつまた ひろあき)