お知らせ
【マッチレポート】
第31節 シュライカー大阪戦
試合日:2014年1月18日(土)
会場:浦安市総合体育館
キックオフ:17時
「前半戦」
2013年8月18日に行われたホームゲーム、対デウソン神戸戦以来、ホームでの勝利がない浦安。
しかし、サポーターは会場へと足を運び、心からの応援を選手たちに送り続けてくれている。
プレーオフ進出に向け、浦安に必要なものは勝ち点3。
強敵大阪を相手にどれだけ浦安らしさを発揮し、勝利の2文字を手繰り寄せることが出来るのか?
定刻17時、キックオフのホイッスルが鳴る。
高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを狙いたい浦安は前線から激しいプレスをかけるが、大阪にはハイレベルな選手が揃っている。
ボールを丁寧に動かされ、浦安はなかなかボールを奪うことが出来ない。
しかし先制点を奪ったのは浦安。
3分、中央やや右ミドルレンジからのフリーキック、キッカー荒牧がゴール前の高橋へとシュート性のパスを出す。
高橋は巧みなワンタッチでボールの軌道を変え、ボールをゴールへと流し込んだ。
【浦安1-0大阪】
更に5分、右サイドをドリブルで突破した高橋の鋭いセンタリングがオウンゴールを誘う。
【浦安2-0大阪】
リードしている状況でも浦安は前線からのプレッシャーをかけ続ける。
だが大阪はスペースと斜めのパスを有効に使い、簡単にはボールを奪わせない。
そして13分、大阪選手たちの雄叫びが会場に響き渡る。
右サイドからボールを受けた片山のシュートが浦安ネットを揺らしてしまう。
【浦安2-1大阪】
前半中に追いつきたい大阪は前半残り4分からゴレイロの宮竹を含めたパワープレーを敢行。
我慢の時間が続いたが、1点リードのまま前半戦を終える。
前半スコア
【浦安2-1大阪】
「後半戦」
後半開始40秒、ゴール正面で得たフリーキックの場面、ファーストセットメンバーの鳥丸が荒牧と交代する。
鳥丸から直接の指名を受けた荒牧は見事その期待に応える。
強烈なシュートが大阪ネットを揺らした。
【浦安3-1大阪】
リードしていれば様々なゲーム運びを選択することが出来る。
2点差を上手く利用した展開にしたい浦安だったが、失点直後僅か24秒後、永井にゴールを許し、またしても1点差に詰め寄られてしまう。
早めに追いつきたい大阪は前線からプレスをかけてくるが、今度は稲葉、中島、田中が包囲網を突破し、大阪ゴールへと向かう。
両チーム全く譲らない展開が続き、時間は経過していく。
そしてラスト3分、大阪の前線からのプレス裏へと小宮山が出したボールに岩本が反応。
右サイドフリーでゴレイロ宮竹と1対1の場面を作り出す。
岩本はゴレイロの位置を丁寧に確認した後、サイドネットへとシュートを突き刺した。
【浦安4-2大阪】
残り時間3分47秒。
大阪のパワープレーに苦しめられながらも、得点を許さずに試合終了の瞬間を迎えた浦安。
実に5カ月ぶりとなるホームゲームでの勝利に選手たちの目尻が下がる。
「勝利のタオル回し」、「ヒーローインタビュー」、「会場に降り注ぐ拍手の雨」、そして会場の至る所で見る事が出来る笑顔。
ホームでの勝利は格別だ。
次回のホームゲームは1月31日金曜日に行われるアグレミーナ浜松戦、今シーズンのホームゲーム最終戦だ。
選手、サポーター全員の力を合わせ、プレーオフ進出へと繋げる勝ち点3を絶対に手に入れよう。
真紅に染まる満員の会場で勝利するのは、バルドラール浦安だ。
後半スコア【浦安2-1大阪】
合計スコア【浦安4-2大阪】
試合後 岡山監督コメント:
「本当はもっとプレッシャーをかけ、ショートカウンターを狙いたかったが、大阪は強いチームなので、ボールを保持され、難しいゲームになった。
その中でもタフな戦いが出来たことは素晴らしかったと思う。
シーズンも終盤となり、疲労が溜まっている中、最後までよく戦ってくれた選手たちを称えたい。
ホームで勝つ、ということに対してのプレッシャーは私を含め、選手たちにも強く襲い掛かってくる。
けれども、その厳しい状況を楽しみ、結果へと繋げられるようなタフネスを鍛えていきたいと思う。」
会見後 岡山監督コメント:
「やっとホームで勝つ事が出来ました。
本当に嬉しいです。
ホーム最終戦を勝利で終えられる様、チーム一丸となって戦うので、是非1月31日、会場に足を運んで下さい。」
記事 : 早川 治 (はやかわ おさむ)
◆オフィスオサム:http://www.officeosamu.com
写真 : 勝又 寛晃 (かつまた ひろあき)