■小宮山友祐監督
「本当にタフなゲームでした。2点差をつけるところまでは思い描いていた通りの展開だったのですが、そのリードを守りきれなかったことが課題だったと感じています。完全に崩された訳ではなく、トランジションからの失点と撤退するポジションや最後に掻き出せなかった部分での失点だったので、そこはまだまだ足りないなと振り返って思います。でも本当に40分間、PK戦も含めてチームのやるべきことに選手全員がコミットしてくれましたし、目の前の試合に全力で立ち向かって掴んだ勝利ですので、よくやってくれたなと感じています。
　
今日試合において戦術的な部分で、相手のストロングなセットに対して、ボールを保持できるメンバーを当てるなど、出場するセットでの噛み合わせを意識した戦い方をしました。結果的にリードを守り切ることはできませんでしたが、プレー時間や質を考えるとやむを得ない部分もあったのかなと。もう少し速い段階で交代をしたり、流れを切る選択を出来ていたら防げた部分もあったのかなとも思います。ただ、ボールを保持し続けていれば、攻められることはありませんので、そこは表裏一体かなと思います。
試合終盤のパワープレーに関しては、勝つつもりでの選択ではありますが、それと同時に相手の守備を見たかったという2つの狙いがあります。昨季に比べて我々のオプションは増えていますし、練習も重ねていたのでウィークポイントを探るためのパワープレーでした。ただ、一度のプレーで撤退の速さも感じたので、パワープレーは継続しない選択をとりました。PKにおいては自信のある選手から蹴らせました。柴山には思い切り蹴れと伝えていたので、蹴り直しとはなりましたが、その通りやってくれたなと。
　
明日は立川との試合になります。3連戦となるので疲労もあると思いますが、この勢いを切らさず全力でぶつかりたいと思います。軸となる選手は残っていますし、高い強度と切り替えの速さは変わらずあるので、1点の重みのある試合になるのかなと予想しています。先制点を奪って主導権を握れるよう、またいい準備をしていきたいと思います」
　
　
■次節試合日程
Fリーグオーシャンカップ2024 3回戦
2024年5月16日(木)11:00K.O.
vs. 立川アスレティックFC
会場：彩の国くまがやドーム