お知らせ
【マッチレポート】
第25節 エスポラーダ北海道戦
試合日:2013年12月8日(日)
会場:浦安市総合体育館
キックオフ:14時
「前半戦」
2013年8月18日に行われたホームゲーム、対デウソン神戸戦以来ホームでの勝利が無い浦安。
ホームでの戦績は2勝3分4敗だ。
絶対に勝利の2文字を手に入れたい浦安だったが、北海道も5連敗中という状況下、これ以上の黒星を積み重ねる訳にはいかない。
序盤戦、北海道選手たちの前線からの激しいプレスが浦安を苦しめる。
小宮山、岩本、完山、そして鳥丸。
ファーストセットFPメンバーは浦安らしい攻撃をみせることが出来ない。
開始2分30秒、戦況を分析した岡山監督はすぐに戦術を変える。
前線からのプレスを回避する為に星をピヴォとし、深さを使う作戦へと変更、この采配が的中する。
セットチェンジ直後の3分、星に当てたボールを田中が受けシュートを放つ。
決定的場面だったが、ポストに嫌われてしまう。
浦安の攻撃は続く。
深津、星がシュートを放つが、ネットを揺らすには至らない。
そして4分、右サイド田中からのCKに中央フリーで走り込んだ深津がボレーを放つがシュートはゴール左へと逸れてしまう。
確実に浦安ペースに出来た。
そして決定的な場面も作り出せた。
しかし点が入らない。
決定機に得点を奪えなければピンチはやってくるものだ。
6分、北海道に中央から崩され、藤原と1対1の場面を作り出されてしまうが、守護神はゴールを許さない。
その後は互いにチャンスを作り出す展開が続くがスコアは動かずに試合が進む。
8月に勝利した神戸戦以来、浦安はホームで先制点を取れていない。
先制されれば勝てない。
これがここ5試合でのホームデータだ。
では前回の勝利で先制点を奪ったのは誰か?
完山徹一。
彼の左足ボレーが神戸ネットの形を変えた。
そしてこの試合でも完山の左足がネットを揺らす。
12分、ゴール前やや左で得たフリーキックの場面、完山の左足を離れた弾丸シュートが北海道ネットに突き刺さった。
【浦安1-0北海道】
同点に追いつきたい北海道は猛攻を仕掛けるが、得点を許さず1点リードで前半戦が終了した。
前半スコア
【浦安1-0北海道】
「後半戦」
円陣を組み勝利を誓う選手たち。
だが22分、北海道らしいスピーディーなカウンターに得点を許してしまう。
【浦安1-1北海道】
絶対に勝つ!!
この熱い気持ちが失点直後僅か8秒でのゴールシーンを生んだ。
キャプテン星が右サイドから放ったシュートがゴールを揺らす。
ポストを叩き、喜びを表現する星。
会場に拍手の雨が降り注ぐ。
【浦安2-1北海道】
しかし今度はその23秒後に北海道選手の雄叫びが会場に響き渡る。
右サイドから神が放ったシュートが浦安ネットを揺らしてしまう。
【浦安2-2北海道】
勢いづく北海道選手たち。
前線から激しいプレスを掛け、浦安はなかなか良い形を作り出すことが出来なくなる。
32分、3点目を奪ったのは北海道。
堀米にドリブル突破から豪快なシュートを決められてしまう。
【浦安2-3北海道】
絶対に負ける訳にはいかない。
浦安は小倉、加藤が決定的な場面を作り出すが、得点を奪えずに時間が経過していく。
残り時間3分22秒、岡山監督は星をゴレイロにパワープレー敢行を決断する。
ゴレイロのユニフォームに袖を通し、ピッチに足を踏み入れる星。
しかしその4秒後、闘将小宮山が大きく北海道ネットを揺らすことに成功した。
この同点弾でパワープレーは中止。
追加点を通常の戦術で奪いに行く浦安だったが、先に決定機を作り出したのは北海道。
ラスト2分、カウンターからまたも堀米がシュートを放つが、守護神藤原がファインセーブでゴールを死守する。
守護神の奮闘に答えるべく、星、岩本、そしてラスト7秒には鳥丸がシュートを放つが、勝ち越し点を奪うことは出来ずに試合は終了した。
後半スコア
【浦安2-3北海道】
合計スコア
【浦安3-3北海道】
試合後岡山監督コメント:
「望んでいたようなゲームにはならなかった。
北海道はカウンターが速いチームなので、ディフェンス面、ボールの失い方等、細心の注意を払うことが必要だということは解っていたのに実行出来なかった。
だからああいったゲームになってしまったのだと思う。
そこを改善していかなければならない。
ホームで勝てない状況が続いているのは本当に悔しいし、サポーターの方々に申し訳ないという気持ちでいっぱいだけれど、シーズン途中から入った加藤竜馬選手等、選手たちは自分の持ち味を出して頑張ってくれている。
加藤選手に関して言えば、彼はもっと得点を取れる選手なので、結果を出す時が必ずやってくる。
是非応援して頂きたい。」
記事:早川 治 (はやかわ おさむ)
◆オフィスオサム:http://www.officeosamu.com
写真:勝又 寛晃 (かつまた ひろあき)