お知らせ
【マッチレポート】
第21節 対 湘南ベルマーレ
「前半戦」
湘南が丁寧にボールを動かしチャンスを窺う。
浦安はしっかりと対応しゴールへと向かわせない。
ファーストセットは互いに譲らない試合展開となった。
しかし5分に湘南ボラがFKから直接ネットを揺らすと、試合内容は一変する。
同5分に深津が右サイドから同点弾。
11分には稲葉が中央ドリブル突破からゴールを決め、逆転に成功すると、12分、今度は川股の放ったシュートがネットの形を大きく変えた。
14分、前からプレスをかけてきた湘南裏のスペースへと飛び出した田中が、ゴレイロとの1対1を冷静に決め4対1。
16分には左サイドライン際、粘り強く戦った渡井が中央へと持ちこみ、最後は杉尾がネットを揺らした。
4点リードで前半戦を終える。
「後半戦」
後半に入っても浦安の勢いは止まらない。
右サイドで得たFKを田中から稲葉へと繋ぎ6点目。
絶妙のタイミングで裏へと飛び出した岩本がネットを揺らし7点目。
パワープレー返しで稲葉が8点目。
ゴレイロ交代時の隙をついて深津が9点目。
そして前線からの激しいプレスがミスを誘い、オウンゴールで10点目がスコアに刻まれた。
大量9点リードを奪った時点での残り時間は14分。
このままの勢いを継続させたい浦安だったが、パワープレー守備時の舵取り役である小宮山が負傷退場してしまうと、またもや試合内容は一変。
今度は浦安が湘南に苦しめられる展開へと変わってしまう。
ボラ、小野、藤井、安藤、12分間で奪われたゴールは実に7点。
最大で9点あったスコア差は4点差まで詰め寄られてしまう。
12対8というスコアで迎えたラスト7秒、このままでは終われない浦安は、稲葉が意地をみせる。
今試合4点目となるゴールを決めて13点目。
Fリーグ史上最多となる13得点で試合を終えた。
稀に見るスコアの試合となったが、第3クールに入ってからは、初の勝ち点3を獲得することに成功した浦安。
残り6試合、勝ち点を重ね、プレーオフ進出を目指す。
試合後 岡山監督コメント:
「勝つことを目標にしていたので、勝てたことは嬉しい。
けれども私達プロはお客様を喜ばすことの出来る試合をしなければならない。
後半みたいな試合をしては駄目。
修正していきたい」
記事 : 早川 治(はやかわ おさむ)
写真 : 勝又 寛晃(かつまた ひろあき)