お知らせ
2014年10月22日に行われたホームゲーム、フウガドールすみだ戦での敗戦以降、アウェイ、そしてセントラル開催での4連勝で首位名古屋と並び最高の勝ち点である44を獲得し、2014年11月14日現在、2位の好位置をキープするバルドラール浦安。
次節、連勝記録を伸ばし、首位へと浮上できる可能性を秘めた場所、それが浦安市総合体育館だ。
2014年11月15日(土)14時から行われる第21節対エスポラーダ北海道戦の前に過去2試合のホームゲーム内容を振り返りたいと思う。
【マッチレポート】
第16節 フウガドールすみだ戦
試合日:2014年10月22日(水)
会場:浦安市総合体育館
キックオフ:19時
「前半戦」
試合開始早々から浦安が猛攻を仕掛ける。
左サイドから荒牧がシュートを放つと、今度は中央から稲葉がゴールを狙う。
すみだも持ち前の速いカウンターから浦安ゴールへと向かおうとするが、浦安の戻りも速く、決定機を作らせずに試合は進む。
6分、この試合最初の決定機がやって来る。
稲葉が鋭いターンからシュートを放つが、バックアップに入ったディフェンダーにクリアされてしまう。
ここから試合のテンポが一気に上がる。
すみだ田村がカウンターからシュートを放てば、今度は岩本の強烈なシュートがすみだゴールへと向かう。
すると、またもすみだがカウンターから浦安ゴールへと襲い掛かるが、懸命に戻った荒牧がゴールを許さない。
フットサルらしい攻守の切り替えの速い試合展開となった。
支配率では浦安の方が上。
しかし先制点を奪ったのは一瞬の隙を狙い続けたすみだ。
7分、右サイドから田口にネットの形を変えられてしまう。
【浦安0-1すみだ】
試合の図式は変わらない。
浦安がボールを動かしシュートチャンスを窺う。
すみだは集中したディフェンスを続け、ボールを奪うと鋭いカウンターを仕掛ける。
清水、杉尾、金川、田村が決定機を作るが、藤原のファインセーブもあり、最悪の事態には至らず、前半戦を1点ビハインドで終えた。
前半スコア
【浦安0-1すみだ】
「後半戦」
後半に入ると浦安が決定的場面を量産する。
22分、ゴレイロの揚石と1対1の場面を作り出した高橋がループシュートを狙うがバーの上。
その21秒後には、加藤が右サイドをドリブル突破し、強烈なシュートを放つが揚石のファインセーブに阻まれてしまう。
更に23分、中央ゴール前での深津のシュートはゴレイロ正面。
24分、左サイドから加藤が中央へ入れたボールに中島が合わせるが枠を捉えられない。
全体としては浦安ペースだった。
決定機も数多く作り出した。
だが、この試合2回目のネットを揺らしたのは、またもすみだ。
31分、カウンターから杉尾、金川と流れるようなパスが通り、ネットのかたちを変えられてしまう。
【浦安0-2すみだ】
残り時間は8分。
フットサルという競技であれば十分すぎる時間が残されていた。
しかし、荒牧がこの試合2回目のイエローカードを受け退場してしまうと、更にその12秒後、完山もレッドカードを受け、3人での守備を余儀なくされてしまう。
浦安ゴール前をすみだ選手4人が囲む。
過去を振り返ってみても大変珍しい場面であり、守りきることは至難の業という時間帯が続いたが、深津、岩本、藤原が粘り強く対応し、ゴールを許さない。
そして最後は稲葉も加わり、最悪の時間帯を失点ゼロで乗り切ることに成功する。
浦安に残された時間は4分。
米川監督がパワープレーを敢行すると、36分に中島が左サイドで受けたボールをすみだゴールへと叩きこむ。
待ちに待った得点で1点差に詰め寄る。
【浦安1-2すみだ】
パワープレーは続く。
右サイドから加藤。
中央から深津。
左サイドからまたも加藤がシュートを放つが、枠を捉えられない。
どうにかして同点に追いつきたかった浦安だったが、観客は今試合の展開を印象付けるシーンを目の当たりにしてしまう。
残り1分、すみだがカウンターからゴールを奪う。
田村のゴールが決まり、またも2点差とされてしまった。
最後までゴールに向かった浦安だったが、2点ビハインドのままスコアは動かず、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
【浦安1-3すみだ】
チームの中心人物である星翔太が日本代表の遠征で不在。
同じく重要な役割を果たす小宮山友祐が怪我で不在という状況であったにせよ、決定機を多く作ることの出来ていた試合だっただけに残念な結果となってしまった。
後半スコア
【浦安1-2すみだ】
合計スコア
【浦安1-3すみだ】
試合後米川監督コメント:
「試合に入る前に、負けるとしたら・・。
というシミュレーションをしましたが、まさにそういった負け方になってしまいました。
押し込むことは出来ました。
そこで得点を取れれば問題なかったのですが、粘り強く耐えられ、試合が膠着し、最後は自分たちのミスから失点してしまいました。
後半に入って巻き返しましたが、2人も退場者が出てしまったところでほぼゲームが終わってしまいました。
とは言っても、2人で耐え抜いたというのは素晴らしかったですし、内容としてはお粗末なものとなってしまった部分はあるけれど、あまり観る事の出来ない場面だったので、観客の皆様にとっては面白い部分もあったのではないでしょうか?」
「今試合のまとめとしては、自分たちで自滅してしまったという言葉が当てはまると思います。
平日開催の試合にも関わらず、多くのサポーターに駆け付けて頂いたのに申し訳ないと思っています。
次のホームゲームでは喜んで頂ける様なフットサルをしたいと思います。」
記事:早川治(はやかわおさむ)
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