お知らせ
【マッチレポート】
第6節 府中アスレティックFC戦
試合日:2014年7月26日(土)
会場:浦安市総合体育館
キックオフ:19時
第5節名古屋戦で今シーズン初の黒星を喫した浦安。連敗は絶対に避けたいが、対戦相手の府中アスレティックFCは勝利に飢えている。実力派揃いの名門チームが、開幕からまさかの5連敗中と一勝も出来ていない。
誰だって負けたくはない。勝利に対して最後までどれだけ貪欲に挑戦を続けられるのか。両チームの選手、スタッフ、サポーター、チームに関わるすべての人々が熱い想いを持って試合に臨む。
19時00分、プレーイングタイム40分のカウントダウンが始まった。
「前半戦」
開始早々の23秒、星がカウンターからシュートを放つと、今度は1分2秒に稲葉もカウンターから府中ゴールへと向かう。右サイドから岩本、中央から荒牧、浦安ペースで試合が進んだ。
そして3分14秒、左サイドから星が放った強烈なシュートが府中ネットに突き刺さる。【浦安1-0府中】
その後も浦安の勢いは止まらない。5分、セカンドセットで入った完山が中央からシュートを放つ。府中ゴレイロ田中の手は届かない。しかしこれはポストに嫌われ得点には至らない。
10分には加藤がカウンター攻撃から中央へ走り込む深津へとパス。深津がシュートを放つが田中にセーブされてしまう。
12分、左サイドからロドリゴが強烈なシュートを放つ。藤原がファインセーブでボールを跳ね返すが、今度はソロカーバがそのボールに素早く反応。決定的な場面だったが、小倉が身体を張って防ぐ。最後まで集中したディフェンスでゴールを許さない。
その後もロドリゴ、ソロカーバのシュートが浦安ゴールに襲い掛かるが、守護神藤原がゴールを許さず1点リードのまま前半戦を終えた。
前半スコア【浦安1-0府中】
「後半戦」
後半に入っても浦安ペースで試合が進む。そして23分51秒、この日25歳の誕生日を迎えた加藤竜馬が結果を出す。右サイドから完山、深津と繋ぎ、最後は左サイドのフリースペースに走り込んだ加藤の足元へとボールが近づいて来る。彼は冷静にボールをコントロールした後、ゴールへとボールを流し込んだ。記念すべきバースデイゴールが決まり、リードを2点に広げることに成功する。【浦安2-0府中】
残り時間12分47秒で累積ファールが5となってしまった府中。ラスト10分には第2PKを手に入れた浦安だったが、ここは府中ゴレイロ田中のファインセーブに阻まれてしまう。
ラスト10分を切り、前線から激しいプレスを仕掛けてくる府中。なかなか前へと進めない苦しい場面が続いたが、全員が集中したディフェンスでリードを守り続け、時間は経過していく。
ラスト2分26秒からパワープレーを敢行した府中に対し、粘り強く対応を続けた浦安に大きな追加点が加わる。府中のボールを奪った藤原は、慎重にゴールとボールを見る。左手から丁寧に落とされたボールが、普段とは違ったスピードで振り下ろされた右足のインサイドに押し出される。ボールは綺麗な弧を描いて無人の府中ゴールへと向かい、ネットを優しく揺らした。【浦安3-0府中】
3対0の完封勝利、星の3試合連続ホームゲームゴール、加藤のバースデイゴール、そして今シーズンホームでの負けなし記録を更新した浦安。8月3日、アウェイ大分での試合後、戦いの場となるのは浦安市総合体育館。2014年8月10日日曜日、対戦相手は今シーズンよりFリーグに新参入となったヴォスクオーレ仙台だ。
後半スコア【浦安2-0府中】
合計スコア【浦安3-0府中】
試合後米川監督コメント:
「府中は身体の強い選手が多く、そのストロングポイントを存分に発揮してくるチームです。ただ、これまでの試合を観た限りでは、少し単調な攻撃が多い様に思えました。ですから、出所をきちんと抑えていければ、こちらのペースで試合を進めることが出来ると選手たちには伝えていました。」
「攻撃においては、クアトロの形でリズム良くボールを回せているので、ゲームの主導権は握れると思っていました。結果としてはある程度予想通りでしたが、あの内容であれば、もう少し点がほしかったというのが本音です。」
「後半に入ってからは相手に押し込まれる状況が続き、自分たちのエリアを取り戻せないという場面が多かったので、そこは修正すべき点だと思っています。」
写真:橋本健(はしもとたけし)
記事:早川治(はやかわおさむ)
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