お知らせ
【マッチレポート】
第3節 アグレミーナ浜松戦
試合日:2014年7月5日(土)
会場:浦安市総合体育館
キックオフ:19時
開幕2連勝という好スタートを切った新生浦安。ベテラン勢の安定したプレーに加え、昨年から躍進を続ける加藤竜馬、新加入の田中優輝、三木一将の活躍が目立つ。
チームが進化していく上で不可欠であり、長いシーズンを戦い抜く為に必要な要素、それはベテランと若い選手の融合、そして厚い選手層作りだろう。
「内容に関してはまだまだ納得いかない」という米川新監督だが、勝利が最上の結果であることに間違いはない。今の浦安は結果を得ながら内容を修正することが出来ている。それは理想的なチーム作りの流れと言える。
19時00分、ホーム初勝利、そして開幕3連勝を目指した戦いのホイッスルが会場に鳴り響いた。
「前半戦」
序盤は浜松ペースで試合が進む。細かくボールを動かし、江藤、三輪が強烈なシュートを放つが、守護神藤原がゴールを許さない。
「前半途中まではプレスの距離が遠く、受け渡しもスムーズではなかった為、相手に上手くやられてしまったという印象」という米川監督のコメント通り、浦安らしさを出すことが出来ずに試合は進んだ。
しかし、セカンドセットに変わると、徐々に試合の流れが変わっていく。加藤竜馬が自らの突破でゴールへと向かい積極的にシュートを放ち、反撃の狼煙を上げると、11分に決定機がやって来た。左サイドから加藤が中央に走り込んだ高橋へとパスを出すが、僅かに合わない。
すると12分、今度は浜松に決定的場面を作り出されてしまう。曽根田が左サイドから、中央からと決定的場面を作り出すが失点には至らない。
前半ラスト6分、浦安に待望の先制点が生まれる。右サイドをドリブル突破した三木からのセンタリングを中央へと走り込んだ田中が合わせ、浜松ネットの形を変えた。【浦安1-0浜松】
前半スコア【浦安1-0浜松】
「後半戦」
後半開始早々の21分、浦安は追加点を奪う事に成功する。右サイドでボールを受けた深津の放った強烈なシュートが浜松ネットに突き刺さった。【浦安2-0浜松】
29分には右サイドを突破した荒牧からのボールに中央で星が合わせ3点目。日本代表の守護神でもある浜松ゴレイロ川原から大きな追加点を奪うことに成功した。【浦安3-0浜松】
止めの一撃は稲葉洸太郎が刺す。35分45秒、稲葉が中央から放ったシュートは川原にファインセーブされてしまうが、その2秒後、今度はほぼ同位置から稲葉が魅せる。
稲葉の足元を離れたボールが浜松ゴールへと向かう。名手川原の手は届かない。浜松ゴールが揺れた。【浦安4-0浜松】
後半残り9分から累積ファール数5という苦しい状況が続いていたが、最後まで粘り強い守備をすることに成功した浦安。浜松にゴールを許すことなく、ホーム初勝利の瞬間を手に入れた。
後半スコア【浦安3-0浜松】
合計スコア【浦安4-0浜松】
試合後米川監督コメント:
「前半途中まではプレスの距離が遠く、受け渡しもスムーズではなかったので、相手に上手くやられてしまっていたという印象でした。そんな中、得点を奪うことが出来たのは良かったのですが、内容は良くなかったので、ハーフタイムに選手たちには、また0対0の気持ちで後半戦に臨もう、そして相手の長いランニングについていこうと伝えました。」
「結果としては、4点差というスコアで終わることが出来ましたが、選手たちはもっとハードワークをし、良い内容の試合をすることが出来ると思っています。ホーム開幕戦としては少しもの足りない内容となってしまったかもしれませんが、魅力的な試合が出来る様に頑張っていきたいと思います。」
写真:勝又寛晃(かつまたひろあき)
記事:早川治(はやかわおさむ)
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