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DUARIG Fリーグ2018/2019 第30節 湘南ベルマーレ戦後のアルベルト・リケル監督(浦安)、奥村敬人監督(湘南)コメント

2019.01.19

■アルベルト・リケル監督(バルドラール浦安)
ーー試合の総括をお願いいたします。
「試合を通して自分の好きではないチームが出てしまったと思います。特に最初連続で2失点して、自分たちにとって大きな痛手だったと考えています。湘南は技術の高い選手が多いチームなので、自分たちは少なからず戦う態度や気持ちで上回らないといけません。でも今日はそれができなくて2失点してしまいました。

自分たちは点を取るのが非常に苦しいチームなので、キックインやパワープレーで点を取っていますが、(流れの中から)点が取れないのが依然として課題です。そういった我々にとって0-2から始めなければいけない部分は厳しいところでした。自分の好きではないチームが出てしまって、態度などには残念な気持ちがあります」

ーー特に後半、若い選手を中心とした選手起用に見えましたがその意図を教えてください。
「若い選手を今日使えたことが、唯一良く捉えることのできる点でした。その理由としては、彼らの方が態度や気持ちや部分で出ていない選手よりも勝っていたこと。少なからず、若い選手がそれをピッチの上で表現してくれたことはポジティブな感情で捉えることができたので、良かったと思います。」

ーー試合に向かう戦う姿勢の部分で、今日は湘南の方が高かったように感じたのですが、そういった部分をチームとしてどのように改善していきますか?
「おっしゃる通り、今日は湘南の方が上回っていたと思います。日頃から監督として選手たちに、最後までボールに行くところやシュートを打つことを口酸っぱく言っています。それを出せなかったのが残念だったので、好きではないチームだと言いました。改善する方法としては、何度も言っているようにそれを続けていくしかないですし、切り替えて次のトレーニングからやっていこうと思います」

■奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)
ーー試合の総括をお願いいたします。
「アウェイにもかかわらずホームの雰囲気を作ってくれたサポーターの方々に感謝したいです。昨日の夜、ボランティアと浦安の選手たちがこのピッチを作ってくれたというSNSを見ました。本当に素晴らしい活動だと思いますし、我々も見習わなければいけないと思います。

試合の方は、スカウティングしていた(浦安は)サイドからの1対1の対応が苦手なチームなのかなという部分で、うちはドリブルのできる選手が多いのでそこを突くこと、セグンドやこぼれ球を狙うことがうまくいった部分です。あとは深い位置を取った時の対応が得意ではないのかなというところで、そこでも自分たちが起点を作ってチャンスを多く作れた試合だったと思います。

ディフェンス面については、向こうのクワトロでのボール回しは上手いんですけど、しっかりとマンツーマンで付いていれば10本以上パスを回せない(と見ていました)。どこかでミスをしてくれる、ミス待ちの状況を作り出しました。相手が低い位置で後ろを向いたらどんどんプレッシャーをかける、押し込まれてもピヴォに入ったボールに対してフィクソとアラが絞って奪い、カウンターに繋げるというところで。後半の頭とかは苦しかったですが、本当に選手たちが我慢してくれて戦ったと思います。

あとは3点目が大きかったと思います。ロドリゴが藤原くん(藤原潤)が前に出てくるのを狙って決めてくれたところで。自分たちは2-0で勝っていながらも押し込まれていた状況の中、(あのゴールが)選手たちの心を解放させる部分はあったのかなと思います。

長い時間パワープレーをしてくるのは想定内でしたが、パワープレーのスペシャリストがしっかり対応してくれました。フィウーザも止めてくれました。ああいったビッグセーブがあると選手たちも燃えますし、ベンチも燃えますし、サポーターも燃えると思います。そういう中で一体感が生まれてゼロに抑えられました。

最後に上原(拓也)を使って、(高橋)広大を使って、(高溝)黎磨とか、普段はパワープレーのディフェンスをやっていないセットなんですけど、「そこでお前らはなにができるか。しっかり守って点を取ってこい」と伝えました。点は取れなかったですがゼロに抑えてくれましたし、1分の経験値だけでも次に繋がる部分なのかなと思います。

自分たちは負けたら終わりで。(ここまで)負けすぎたので、自分たちがやるべきことをやって、全員がハードワークをして、見に来てくださった方の心を震わせるようなフットサルを練習から試合に向けてやりきって、1つでも上の順位を狙えるようにあと3試合頑張っていきたいと思います」