お知らせ
2016.07.02
■米川 正夫監督(バルドラール浦安)
——まずは試合の総括をお願いいたします。
「神戸はすごく攻撃的な選手がいて、押し込まれる時間が多くなることは覚悟していました。特に後半は防戦一方となり、押し返す機会も少なく、攻撃で保持する時間も少なかったと思います。逆にディフェンスにある程度特化して戦う中で、最後まで守備はハマっていましたが、最後の最後に決められてしまったことは残念に思っています。
前半は相手のセットとの噛み合わせが悪かったので、こちらが当てるセットを代えて、ピヴォがいる2枚のセットでは深津選手と小宮山友祐選手を当てる形にしました。その結果、流れも良くなった中で、2点を先制できたことはある程度プランどおりでイメージどおりでしたが、相手の圧力をはね返す力がありませんでした。少ない人数でボールを回していましたので、体力的な問題もあり、最後に追い付かれてしまいました。ただ今季はどこと戦っても紙一重の部分で結果が変わってくると思いますので、しっかりとトレーニングをして次の仙台戦の準備をしていきたいと思っています」
——前半の残り30数秒にタイムアウトを取った理由は何でしょうか?
「シンプルにセットプレーの確認、共有をしました」
——現時点での藤原選手のけがの状態はいかがですか?
「病院に行って検査をしてみないと分かりませんが、恐らく(指の)脱臼ではないでしょうか。あとは明日ないしは明後日の検査次第です」
——ラスト30秒ぐらいの場面で、ボールを保持しながら対応するという選択肢もあったかと思いますが、その点はいかがでしょうか?
「ボールを回して時間を使いながら対応をしなかったことに関しては、終盤のあの時間帯でしたので、個人個人の判断・プレーによる部分がありました。疲労により判断がやや鈍っていたこと、ボールを保持する場面でも、ポジションを取り直す場面でも、少し対応がボヤけてしまったなとも思っています。ただ選手個人個人の考え方の部分でもありますので、これは仕方がない部分もあると思います」
——後半はかなり押し込まれて、守備の時間が長くなりましたが、例えばその中で後半の20分間で2-0というスコアを維持しようという指示をしていたのでしょうか?
「いえ、そういう指示は出していません。相手の攻撃でピヴォにカットインされてシュートを打たれる場面を作られることは避けたかったので、縦の攻撃に対しては厳しく行って、逆から絞って守ろうという話はしていました。ハーフタイムにはボールを保持しながら、3点目を取りにいこうという話もしていました。
ただその一方で、実体の部分ではかなり難しいだろうなと思っていましたので、無理にボールを保持して変な失い方をするほうがイヤだなと思っていました。それでもゲームの中で直接的に守ろうという指示は出さなかったです。
たしかに後半は押し込まれていましたが、後半の最初の時間帯は相手からしては、なんとなく時間が過ぎていったと思います。こちらの守備がうまく噛み合っていた部分もあったと思います。その時間帯をもう少し長く出来れば、結果も変わっていたと思います」