お知らせ
2016.11.08
■米川 正夫監督(バルドラール浦安)
−今日の試合の総括をお願いします。
「ここ最近の試合では、立ち上がりでの失点が多かったので、今日はどういう状況であれ早い時間での失点だけは防ごうという話を選手たちにしていました。 うまく町田のプレスを回避することができて、2点をリードして自分たちのリズムを作れましたが、前節の大分戦と同様に、後半に追いつかれてしまいました。
試合全体的には、町田のキープレーヤーである森岡薫選手への対応などに関して、スカウティング通りの対応を行うことができていたと思うのですが、少し不運な形が重なったことも関係して、失点を許してしまったことは、少し残念でした。 とはいえ、これまで厳しいゲームを経験してきたから、今日の試合でああいった形で勝ちきることができたのだと感じています。
徐々に、チームとして強くなってきていると思います。今後、選手がピッチ上で、自分の判断でベストのプレーを選択できるチームになっていけば、プレーオフ争いにおいて、十分に戦っていけるはずです。 11月は全部で6試合ありますので、しっかりと調整を行なって、また次の試合に臨みたいです」
−チームの現状と、完成度に関して
「中断期間前の戦いでは、相手のボール回しに対して、プレスをかけていくことをかなり警戒していた部分がありました。自分たちのチーム状況があまり良くなかったということもあったのですが、少し消極的な作戦をとっていました。 ただ今はチームの状況が好転してきましたし、特にプレスのところにはかなり自信を持てるようになってきました。今日の試合に関しても、相手にボールを持たせたくないところに関してのプレッシングは、かなりしっかりしていたと思います。
チームの完成度についてですが、これまで選手の入れ替えがあったりしたので、上がったり下がったりを繰り返してきましたが、ここ最近はちょっとづつ良くなってきています。とはいえ、まだまだこれからもっともっと高めていきたいところではあります」
−どういったところに手応えを感じているのか。
「一つは、選手に向けてのアプローチを若干変えたということがあります。セットプレーの指示に関しても、より具体的に、細かいところにこだわって声をかけるようにしました。それがいい方向に転んでいるのかなという感じです。
とはいえ、ケニーやチュスに試合中に声を出しても、なかなかすぐに反応できないような部分もあります。というのも、彼らにはもともと持っている癖がありますし、攻撃に関しては、今後もっと良くなっていくはずです。 今日は、この試合に勝てばプレーオフ圏内に入ることをミーティングで強く言い聞かせましたし、上に行くためにこの試合は絶対に勝たなくちゃいけないということを強調しました」
−野村選手と加藤選手の関係に関してと、中断期間のトレーニングに関してはどのような作業を行ったか?
「野村と加藤に関しては、少し前からお互いにいい連動ができるようになってきました。これは彼ら二人だけのことではありませんが、攻撃面に関しても全体的にいい関係性を持てていますが、特に守備面において、マークの受け渡しのスムーズさがかなり良くなってきました。
中断期間前最後の試合(大分戦)では、選手層の薄さという問題が出てしまいました。なので中断期間では、あらためて外国人選手2人を浦安のスタイルに馴染ませるという作業を一から行って、チーム全員でハードワークをしっかりとしようということを徹底しました。何か新しいことを始めたということではなくて、逆に、これまでやってきたことをもう一度突き詰めていこうとしたことで、いい結果が出てくるようになったのだと思います」
■岡山 孝介監督(ペスカドーラ町田)
−今日の試合の総括をお願いします。
「前半は思うようにプレスをかけられなかったです。パス回しに関しても、距離感が合わず、いつも通りのプレーをすることができませんでした。 そういった点に関しては、もう少し修正が必要だと感じています。ただそれでも、何度かチャンスを作れていましたし、ポジティブな面はあります。ここで下を向かないで、しっかりと前を向いて次の試合に向けて頑張っていきたいです」
−ハーフタイムでは、どのような指示を出したのでしょうか 。
「守備のところで、どのタイミングでどうやって相手にプレスをかけるかという部分に関して、指示を出しました。特に、2列目3列目の選手のところについて、どうやって対応していくかを確認しました。メンタル面を含め、後半では前半と違った姿を見せてくれたのではないでしょうか」
−浦安の二人の外国籍選手(ケニー選手、チュス選手)に関して。
「ケニー選手は、非常に縦に速い選手ですし、中に切り込んでいけるスピードと柔らかさがあるので、とても危険な選手だと感じました。 チュス選手に関しては、よく献身的にプレーできる選手だと思います。パス回しの役割や、ディフェンス面といった点において、全体的に穴のない選手だと感じました。両選手共、すごくいい選手だと思います」
−町田の4失点目(荒牧太郎選手のゴール)のシーンに関して。
「ボールの持ち方だったり、フィジカルだったり、何かしら足りない部分が生じてしまうと、ああいった失点を招いてしまいます。 ただその失点に関して、あのシーンでミスを犯してしまった篠崎選手だけの責任ではないです。フットサルはチームでやっているスポーツですし、誰が悪いということではないと思います。 むしろ、そのピンチをどうやって助けられるかが大事で、同じような問題が起こった時に、いかにして全員でカバーできるかが重要です。 確かにミスはミスですが、これはチームとしての課題ですので、チーム全員で乗り越えていかなくてはいけない問題です」