お知らせ
2017.06.24
■高橋 健介監督(バルドラール浦安)
–まずは試合の総括をお願いします。
「内容は前節の町田戦からかなり向上していますし、われわれが目指す方向性の進化が見える試合だったと思います。ただ試合の流れの中で要所となる時間帯や失点をしてはいけない時間帯に失点をしていることが試合を難しくしてしまいました。今日の負けのような感覚の引き分けをどう自信に変えるか。そして今までやってきたことが間違いではないんだということを信じて、次のトレーニングに臨むことがすごく大事になるのかなと思っています。悲観する内容ではないと思います」
–ファーストセットは、これまで浦安に長く在籍している選手で組んでいましたが、これは府中対策ですか?
「ファーストセットは府中対策というよりも、自分たちが主導権を握るために今一番スムーズな攻撃ができる、また守備に関してもお互いの特徴も分かっているメンバーですし、連動性を表現できるメンバーということでファーストセットを組みました。ただそのセットでずっといこうとは考えておらず、早めに二人ずつ代えることをプランにしていました」
–3試合で未勝利ですが、勝ち切るために必要なことは何でしょうか?
「試合の流れの中での肝を抑えること。選手たちは自分たちがやりたいこと、目指すべきものを一生懸命やってくれています。ただその枠の中だけではなく、試合の流れを読んでボールを離さないといけない時間帯だと判断すれば、相手にボールを渡しても良いといった判断が必要になってくると思います。各選手の経験値があったとしても新しいユニットになったときにチームとしての経験が大事になってきますが、今日の試合に関しては前節の町田戦から大きなステップを踏めた試合だと思っていますので、選手たちは自信を持ってほしいと思います」
–次節は名古屋オーシャンズとの一戦です。どんなことを意識して試合に臨みますか?
「個々のレベルの経験値は高いですし、新しいブラジル人選手が入ってどれほど機能するか。それは明日の試合を見てみないと分かりません。ただ選手層で言えば、絶対王者の名古屋になっています。そういうチームに対して、われわれはチャレンジャーになります。今日表現したことを続けていかないと意味がないですし、名古屋が相手だからということは関係なく、チャレンジャーとして立ち向かうことと今日表現できたことを続けていかなければなりません。もちろん、我慢する時間帯が多くなるのかなということはコーチングスタッフや選手たちも想定しているので、その準備に取り組んで週末の試合を迎えたいと思います」
■谷本 俊介監督(府中アスレティックFC)
–まずは試合の総括をお願いします。
「首の皮一枚つながった試合でした。底辺でボールを取られた2失点。そしてセットプレーの守備でのミスと、自分たちがフットサルでは当たり前にやってはいけないゴール前での軽率なミスをしているようでは、勝てるゲームも落としてしまいます。幸先良く先制点を取ってスタートできたので、追加点を取れれば良かったのですが、力が拮抗しているチーム同士の対戦で追加点が取れずにいると、こういう拮抗した試合展開になってしかるべきかなと思っています。その中でしっかりと勝ち点1を拾えたことはアウェイゲームという意味では大きな結果となりました。
また一つの収穫としては、スタートで使ったサテライトから昇格した花嶋悠がFリーグでのファーストゴールを決めることができました。これからに向けて良い競争もありましたので、次の試合で勝ち点1を無駄にしないようにしっかりと勝ち点3を取れるように頑張りたいと思います」
–浦安がディドゥダをオトリに使うような動きをしてきました。それによって攻撃のバリエーションが増えた印象ですが、その影響は府中にありましたか?
「セットプレーでの注意だけで、それほどディドゥダに対して強く意識させることはありませんでした。今までの大分のときにやっていた形のほうが怖さは大きかったと思います。システムが大分と浦安では違いますし、彼は長いボールを得意としている中で、トップの深い位置にパスの受け手となるターゲットがいないことを考えると、少し怖さが消えているなと思います。シュートは打つべき場面で打っていると思います。逆に単純にインプレーでのシュートはあまり良い形を作れていない気がします」