お知らせ
2018.03.11
高橋健介監督
ーー試合を終えての総括をお願いいたします。
「フィニッシュゾーンに入ってからのキレだったりが、試合に入った段階で60%くらいしか残っていなかったかなと思います。そういった意味では、両チームともに最後の部分で精度が落ちてしまうのは仕方ないかなと考えていました。選手たちはよく頑張ったと思います」
ーー後半のスタートは荒牧選手、中島選手、加藤選手、星選手のセットでしたが、その意図は?
「あのセットは『相手を引き出して、良いタイミングで裏を取る』という一年間やってきたことを、一番発揮しうるメンバーです。(中島)孝が後ろから良いボールを出せるので、良い形を何本も作ることはできたのですが、ボールを引き出した後が少し厳しかったです。それから、相手もピヴォに対してかなり強く来ていて、そこからのカウンターを狙ってきていたので、後半は4枚での構築を考えていました」
ーーリーグ戦での出来を踏まえて、今大会全体を振り返っていかがですか。
「リーグでの7位を受けて臨んだ大会で、この2試合は上位陣と互角に戦えたので、一年間を通じた成長は見せられたと思います。あとはこれを結果に変えられるかという部分で、自分の責任があるのではないかと考えていますので、本当に選手は100%やり切ってくれました。そこ(出し切る部分)関しては、昨シーズンから大きく変わったところです。それぞれの選手が、次のステージで成長していく姿を見たいなと思います」
ーー一年間一緒に戦ったスタッフへ向けてはいかがですか。
「このシーズンに入る前に、クラブ各カテゴリーの指導者が縦の軸で、このクラブのプレーモデルを組んでやってきました。その結果、セグンドも含めて成長したのではないかなと思います。あとは広報チーム、ライターの下田君も毎日トレーニングに来てもらって、クラブ全体のスタッフが一丸となって、戦ってくれたことに感謝していますし、間近で支えてくれたスタッフ陣には本当にありがとうと言いたいです」
ーーサポーターに向けてのメッセージをお願いいたします。
「自分は選手としてもこのクラブに育ててもらって、指導者としても学ばせていただきましたので、この大会でのスタンドの光景を見るとウルっと来てしまいましたね。これで『卒業』というイメージを持っているので、クラブへの恩返しは、連れてきた選手たちに託して、自分自身はチャレンジをし続けて、成長した姿で返せるように頑張ります」