お知らせ
【マッチレポート】
第19節 デウソン神戸戦
試合日:2013年11月4日(月祝)
会場:浦安市総合体育館
キックオフ:14時
「前半戦」
前期戦を3位で終えた浦安だったが、ここ6試合の戦績は3分3敗と1勝もしていない。
7試合行われたホームゲームでの戦績も2勝2分3敗と敗戦数字の方が上だ。
何が何でもホームで勝つ。
熱い想いを持って試合に臨んだ選手たちだったが、前期浦安に2戦2敗の神戸も絶対に負ける訳にはいかない。
後期初戦、互いの意地とプライドが全面に出る激しい試合となった。
3分41秒、アンラッキーな失点がこの試合初のゴールとしてスコアボードに刻み込まれる。
ゴール前で高橋がタッチしたボールにプレスをかけてきた神戸西谷の足が当たる。
ボールは進むべき方向を変え、するすると浦安ゴールへと吸い込まれてしまう。
【浦安0-1神戸】
早い時間帯に追いつきたい浦安は、星が積極的にシュートを放つが得点には結びつかない。
前線から激しいプレスをかけ、ボールを奪いにいく浦安。
しかし神戸は丁寧にボールを動かし、簡単にはボールを奪わせず、ピヴォ当て、セットプレー、カウンター等様々な攻撃パターンを有効に使い、浦安ゴールへと襲い掛かってくる。
前半残り9分、どうにかして得点を奪いたい浦安だったが、神戸選手たちの切り替えの速い戻り、その後の堅い守備の前に得点は奪えず時間が過ぎていく。
前半ラスト14秒には、ゴール前で得たフリーキックの場面から稲葉、高橋と繋いでの得点を狙うが、あと一歩届かず。
1点ビハインドのまま前半戦を終える。
前半スコア
【浦安0-1神戸】
「後半戦」
25分、大きな歓声が会場に響き渡る。
右サイドでボールを奪った荒牧が中央の稲葉へとパス。
稲葉は冷静に右足を振り抜き、神戸ネットの形を変えた。
【浦安1-1神戸】
すると試合は急激にテンポアップする。
神戸が怒涛の攻撃を仕掛ければ、浦安も素早いカウンターから神戸ゴールへと向かう。
そして27分、歓喜の瞬間がやって来た。
ゴール前でボールを受けた星が丁寧に落としたボールを小倉が叩き込み逆転に成功する。
しかしその40秒後、逆転弾を打ち込んだ小倉がペナルティエリア内懸命のディフェンスで神戸のシュートを防いだように見えたが、主審はハンドの判定。
ゴール阻止のハンドとして一発レッドカードで退場となってしまう。
PKを得た神戸のキッカー須藤は、会場中からのブーイングにも関わらず、冷静にネットを揺らした。
【浦安2-2神戸】
更に33分、カウンターから西谷に今日2点目のゴールを決められ、またも追う展開に戻されてしまう。
ラスト4分からはパワープレーを開始。
まずは同点を目指す浦安だったが、神戸執念の守備の前に得点を奪うことは出来ず、試合終了のブザーが鳴り響いた。
これで7試合連続勝利から遠ざかることになった浦安。
ホームでは4試合連続勝利の瞬間を味わえていない。
今シーズン1試合平均2,63得点の浦安に対し、首位名古屋のそれは4,78点。
得点力を上げ、ひとつずつ確実に勝ち星を増やしていくことが、優勝への必須条件だ。
後半スコア【浦安2-2神戸】
合計スコア【浦安2-3神戸】
試合後岡山監督コメント:
前期終盤から勝てていない。けれども内容は前進していると思っている。
自信を無くさず、切り替えて次の試合に向けて頑張っていきたい。
記事:早川 治 (はやかわ おさむ)
◆オフィスオサム:http://www.officeosamu.com
写真:勝又 寛晃 (かつまた ひろあき)